WEB広告業界では広告を入稿する前に
色々とリチェックする部分があります。
その中でも広告の
「タイトル」「説明文」に
使用不可の文字があるかどうかリチェック
する部分があります。
今回はYahooのリスティング広告に対して
開発を行いました。
問題点:使用不可文字を目で確認
作業頻度:月約15件
自動化の相談内容
Yahooリスティング広告の入稿前に
「タイトル」「説明文」に対して
・文字数
・使用不可文字
をリチェックします。
文字数のリチェックは
エクセル関数Lenを使えばすぐ解決できますが
使用不可文字は目視でしか確認できない状況。
上記リンクの
「2.使用可能な文字種別…」欄で規定を確認できます。
また入稿用エディターを使って入稿するのですが
この使用不可文字が入った広告を
エディターがはじいてくれないそうです。
なのでエディター上で問題が無いので
入稿処理するまで気づく事ができない!
②入稿処理前に発見したい
開発の準備
どうしたいのか?
開発前の整理
・Googleやディスプレイにも通用
このツール開発ができると
Yahooリスティング広告だけでなく
他でも入稿前のリチェックに使う事が出来る
・規定内容を網羅できない
規定内容を全てを網羅した開発ができれば
それが1番良いですが
1人・短期間で行うのはさすがに厳しいです…。
そのため基本的な規定とよく使ってしまう不可文字
をヒアリングしパターンを整理しました。
VBAで開発
広告作成部分の左側に
テキストチェック結果が出力するような
エクセル雛を開発しました。
①「チェック開始」ボタンを押す
②「タイトル1」「タイトル2」「説明文」についてチェック結果を出力
③「クリア」ボタンでチェック結果をクリア
という3ステップになっております。
広告を作成しながら
そのままチェックができる様に
形を整えました。
■チェック項目
実際に組み込んだチェック内容は12項目。
01.全角スペースチェック
02.矢印記号をチェック
03.使用不可括弧をチェック
04.先頭or末尾の空白チェック
05.感嘆符/疑問符の数をチェック
06.~記号の数をチェック
07.感嘆符/疑問符の連続使用チェック
08.円マークのチェック
09.金額表記のチェック
10.末尾の句読点チェック
11.半角カタカナのチェック
12.引用符の数をチェック
■創出時間
・入稿作業数が月約15件(広告数ではない)
・目視での確認が1回約10分
・入稿時にミス発見した場合修正が1回約5分
・ミスが全体(15件)の約3分の1(5回)
約3時間/月の創出に成功ですね!
リチェックなどは人の目で行うより
ロボットにさせた方が正確ですし
何より楽になりますよね!
開発のまとめ
特に難しい開発ではありませんでしたが
正規表現を使わないといけない場面や
記号を文字コードで処理させる部分など
勉強になる部分がたくさんありました。
なによりも使う人に
喜んで頂けたのがとても嬉しかったです!!
これから改良を加えて
もっと良くしていこうと思います!
同じようなことで悩んでいる方は
是非ご相談くださいませ!
効率化のお力になりたいと思ってます!