【実績】媒体Rawデータ(Excel)から必要な項目を抽出する

今回は現場で作ったツールで
比較的簡単なVBAの開発実績を紹介します。

MEMO
現場:WEB広告業界
問題点:Rawデータ項目の抽出
作業頻度:毎日2~3回

自動化の背景

WEB広告業界では毎日配信媒体の効果数値を
レポート化する作業があります。

一般的な方法ですと
媒体管理画面からRawデータをダウンロードし
手で整理しながらレポートを作成していきます。

媒体によってはRawデータに大量の項目があります。
Facebookなんて指標が沢山ありますよね。。

レポートに必要なRawデータの項目は少ないので
必要な項目だけを毎日毎日抽出するのはめんどくさい!

開発準備

どうしたいのか?

Rawデータから必要な項目を抽出

開発前の整理

・汎用性が高い作業である

まずこの作業の汎用性を考えたときに
現場の人がほとんど行っている作業であり
需要は高いと感じました。

・抽出したい項目は可変的にする

広く使用してもらうには
ユーザーによって抽出したい項目を設定できる作りがよい。
だからと言って設定に時間かかる作りはナンセンス。

・1つのBook内で収まる処理

「Rawデータ整理」→「レポート作成」
という流れの中で行う作業なので
できるだけ次の作業に移りやすい様にする。

VBA開発

VBAを使った開発を行いました。

「抽出」シート
「元データ」シート
2つからなるxlsmファイルになります。


前半は手作業での処理
後半は自動化した処理です。

■使用方法

①「抽出」シート1行目に抽出したい項目を入力
②「元データ」シートにRawデータを貼り付け
③「抽出」シートで「出力」押下

初回は①の作業が必要ですが
次回からは②と③の作業だけで済みますね!
しかも抽出したい項目はユーザー自身で
シンプルに好きな項目に変えられますよね!

※使用した資料
使用した資料は私が主催しているイベントで
宣伝用に配信したTwitter広告のRawデータになります

■創出時間

仮に
・手作業で1回15秒かかる
・1日に3回ある
とすると、1ヶ月(20日営業)で換算して

1人15分/月の創出に成功ですね!

15分あれば何ができるかな?

社員全員で考えるかなりコストカットできますね!
実際現場ではかなり使って貰ってます!

またユーザー自身がシートを追加して
全ての作業がこのBook内で終わる様に
都合よく使ってくれています。

開発のまとめ

比較的簡単なツールなので
特にこだわりというものはありませんが

使用条件を少なくする!

ということは心がけています。

使う前に設定する条件が多いと萎えます、、
使う気にならないです、、

もしそうなってしまうなら
作業自体見直した方がいいでしょう!