SMAP「オレンジ」歌詞の意味を読み解く~好きと言えなかった2人~

SMAPの名曲はたくさんありますが

オレンジ

も長く愛されている名曲の一つですよね!

今でも聴いたりカラオケで歌ったりしてるけど

歌詞意味って何だろう?

なんとなく「男女の別れ」とは思ったけど

一体どんな関係の2人なのか?

自分なりにひも解いてみました!

こういう解釈もできるな~くらいに
思ってくれたら嬉しいです!

オレンジ歌詞「未来の残酷さを知った2人」

お互い好きと言えなかった関係

この歌詞を眺めていて

ずっと仲の良かったふたり。
だけどお互い好きと言えないまま
卒業の日がやってくる。
卒業後はお互い離れ離れになる。

だからこのまま
想いを伝えずに別れようとするふたり

そんな風に感じました。

昔を思い返す大人になった自分

小さな肩に背負い込んだ僕らの未来は
ちょうど今日の夕日のように
揺れてたのかなあ

作詞・作曲:市川喜康

まだ子どもだった僕らにとって
未来は大きく不安なものだった

明日(未来)へと進んでいく中
不安で心が揺れていた

それはまるで
大人になって今眺めている
夕日の様に揺れていたんだ

未来へ進んでいく
当時の心の様子
明日へ進んでいく
「夕日」に例えて思い返していますね。

イタズラな天気雨が
バスを追い越して
オレンジの粒が街に輝いている

作詞・作曲:市川喜康

急に降り出した

雨が夕日に染まり
街がオレンジに輝く

オレンジ(=夕日)は
先ほど言った通り当時の自分(気持ち)そのもの。

街がオレンジに染まっていく
という表現は
当時の様子を
街の景色から全て思い返そうとしている
気がしました。

ここからは
その思い出している話が始まります。

別れが近いふたり

遠回りをした自転車の帰り道
背中にあたたかな鼓動を感じてた

作詞・作曲:市川喜康

あの最後の日
少しでも長く居たくて
遠回りした自転車の帰り道

お互い何も言えないまま
後ろに乗せた
君の鼓動だけを感じていた

離れ離れになってしまう最後の日。

想いを我慢してきたけど
最後少しでも一緒に居たくて
遠回りしてしまう帰り道。

そして最後の一言は言わない、言えない
という沈黙

ちょっと切なすぎますね…。

想いを口にできなかった僕

「さよなら」と言えば君の
傷も少しは癒えるだろう?
「あいたいよ」と泣いた声が
今も胸に響いている

作詞・作曲:市川喜康

あの日の帰り道
言いたくはなかった「さよなら
を言っておけば
君を少しでも救えたのだろうか

あの時何も言えなかった自分に
「あいたいよ」と泣きながら言った君の声が
今もまだ忘れらないでいるんだ

好きとも言えない
でもさよならとも言いたくない僕。

そんな沈黙の中
溢れてくる気持ちを
必死に抑えながら出した
「あいたいよ」という彼女の言葉。

結局この返事ができなかった僕

あのとき自分の気持ちに嘘をついて
「ごめんね。さようなら。」とでも返せば
彼女は気持ちを整理できたのだろうか。

離れ離れになってしまうという未来が
まだ子どものふたりにとって
どうしようもできない残酷なものに感じます。

彼女にとったら
彼がどう想ってくれてたのか
はっきり分からないままですね…。

オレンジ歌詞「まだ未来に期待していた2人」

不器用すぎる二人も季節を超えれば
まだ見ぬ幸せな日に
巡り逢うかなあ

作詞・作曲:市川喜康

好きと伝えられないで居る
不器用なふたりだけど

それはこの先時間(季節)が経てば
きっとうまくいっているはずなんだ
まだ見たことない幸せが待ってるんだ

2番の歌詞は「最後の日」よりも前。

「きっとこの先僕らは付き合っているはずだ」
とお互い幸せな未来を期待しているシーンだと思いました。

何となく距離を
保てずにはにかんでは
歯がゆい旅路の途中で寝ころんだね

作詞・作曲:市川喜康

恋人なのか親友なのか
お互いの距離を保てずはにかんでいた

はっきりさせる勇気がない
そんな二人の歯がゆい毎日だったけど
きっと未来は上手くいっているはずと
焦ることはなかったね(寝ころんだね)

このときのふたりにとって
「未来」というのは
幸せで溢れたキラキラしたもの
だったに違いないでしょう。

この後、またお別れをした時の
サビの歌詞が続きますね…。

すごく切ない曲です…。

言えないままの後悔を感謝で

この曲のラストは
その時返事が出来なかった後悔を
感謝を込めた「さよなら」
何度も届けようとしている様に聴こえますね。

いつか直接会って
あの時の想いを伝えるその日まで…
「(ありがとう、)さよなら。」僕を今日まで…

と言った感じですね!

皆さんも言わない方がいいと
諦めている事ありませんか?

もしかしたらこの主人公の様に
後悔してしまうかもしれません!

感謝と言う形で
相手に伝える事も大事かもしれません!