【作詞術を探る】Mr.Childrenとスピッツ!比較・分析から作詞を学ぼう!

今回はミスチルスピッツ
この2組を比較・分析しながら
歌詞の特徴を考察していきます!

そして作詞をやってみよう!と言う方に向け
最後この2組ならではの歌詞を書く材料をまとめました!

この分析は私がPythonプログラムで
自作したツールを使ってまして
その歌手が歌詞の中で最も使う単語TOP10を抽出させるツールです!

それでは分析していきましょう!

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Mr.Childrenとスピッツの3つの分析結果

それぞれが最も使う単語TOP10のグラフ結果です!
※数値は曲全体の使用回数

人物系単語の分析結果

ミスチルには「自分」「人」という単語がありますが
スピッツには何もありませんでした!
中々面白い結果ですね!

風景系単語の分析結果

ミスチル2単語で少ないですが
スピッツ5単語で比較的多いですね!
この差はなんでしょうか・・・?

気持ち系単語の分析結果

ミスチルは「」「」「想い」という
なんとな~くプラス要素を感じます!

スピッツは「」「」という
プラス要素マイナス要素、両方感じます!

これらは一体何を意味するのか・・・?

Mr.Childrenの世界観

ミスチルには
人物系単語「自分」「」があって
風景系単語が比較的少ないという分析結果を
前に進もうとする歌詞を抜粋して考察していきます!

「終わりなき旅」から考察

いいことばかりでは無いさ でも次のをノックしよう
もっと素晴しいはずの自分を探して
に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように

作詞・作曲:桜井和寿

少し歌全体の解釈も入ってしまいますが…

「いいことばかりではないよね。
時には誰かとの恋で胸が痛む。時には誰と居ても寂しさが募る。
そして人はしだいに形にハマり自分の旅を終えていく。
でも僕はまだ諦めない。次の扉をノックし続ける。」

という個人的な解釈をさせて頂くと…

考察(1)自分と人(周りや社会)を照らし合わせている

人と関わっていく事で落ち込むこともある
周りの人間は自分の夢を諦めていってしまう
しかし!そんな世の中でも僕はまだ諦めない!!!

と言う様に
周りの人間や社会に対しての自分を描いている

考察(2)身体やモノ使った例えが比較的多い

扉や胸(TOP1)の例えが見られる!
胸というワードが1位なだけあって
風景系の単語より身体系の単語の方がランキング上位!

現実的な世界観

この後のスピッツと比較すると
彼らの歌詞は

現実的

現実世界(自分と他人)で悩む僕らを
そのまま歌詞の主人公に置き換えられるので

歌詞が分かりやすく、すっと納得共感をさせられる!

スピッツの世界観

スピッツには
人物系単語が無く
風景系単語が比較的多いという分析結果を
前に進もうとする歌詞を抜粋して考察していきます!

「チェリー」から考察

どんなに歩いても たどりつけない
心のでぬれた頬
悪魔のふりして 切り裂いた歌を
春のに舞うびらに変えて

作詞・作曲:草野正宗

ここを個人的に解釈させて頂きますと…

「どんなに後悔しても もうどうしようもできない。
悲しさが涙になって頬を伝っていく。
悲しさに身を委ね 辛いものになってしまった思い出を
最後は綺麗にして、もうさよならしよう。」

悪魔のふりという事は本当は悪魔じゃない!
つまり悲しさだけじゃない!確かに幸せもあった
だけど辛く、耐え切れず、悲しさに支配された(自暴自棄)

切り裂いた歌とはその勢いでめちゃくちゃにしてしまった思い出!
つまり良かった事も辛いもの一色にしてしまった!

そしてよく見ると冬を越して春になっていってますね!
生まれ変わろうとしている場面でもあります!

考察(1)誰とも比較をしていない

歌詞全体を見てもそうですが
ミスチルの様な「周りの人や社会に対しての自分」が見えてこない!

考察(2)風景で例えた表現が比較的多い

ミスチルの様に気持ちに訴えかけるというより
色んな場面セリフ何かを匂わせるような表現!

「曲がりくねった道」「産まれたての太陽」「夢を渡る黄色い砂」
これは現実世界でどこを指すのか?という
分かりにくい場面が多く、

そんな中で
「君を忘れない」「”愛してる”の響きだけで 強くなれる気がしたよ」という
分かりやすくハッキリしたセリフが混ざっている!

幻想的な世界観

曖昧の中に在るハッキリとしたメッセージ!
大げさにいうと夢と現実が混在してるような!

ミスチルと比較すると現実的というより

幻想的

どこなのか?いつなの?誰が言っているのか?と
思いたくなるような曖昧さを多く感じるが

だからこそメッセージがハッキリ浮き出て強調される!
そして曖昧だからこそ解釈の幅が広がるんだと思いました!

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