【生成AIの本質を探る】フロー制御とは?プログラミング思考を活かしたプロンプト活用法

今回は「生成AIの本質を探る」シリーズ第8回目です。

テーマは「文章生成AIのテクニック」です。

これまでの記事で

プロンプトテクニック不要

【生成AIの本質を探る】プロンプトはテクニックじゃない!意識の問題だ!

と伝えましたが

基本的なテクニック以外にあたる
プログラミング思考を活かしたテクニックを紹介します

プロンプトにフロー制御を取り入れることで、処理をコントロールできます。

今回は、条件分岐や繰り返しのテクニックを紹介し、生成AIを効果的に活用する方法を解説します。

プロンプトの設計におけるフロー制御の重要性を理解し、実践に役立てましょう!

動画で見たい方はコチラ
https://youtu.be/D4pokM5BrGU

フロー制御とは

フローとは「流れ」という意味になります

なので 流れを制御する つまり 処理の流れを操る

プログラミングの世界では
処理の流れを操る方法が2つあります

条件分岐と繰り返し

条件分岐繰り返し になります

処理が 上から下に向かって流れる とすると

条件分岐は 条件によって流れが分岐するよ~

繰り返しは 条件満たすまで 同じこと繰り返すよ~

という事です

簡単なイメージ

条件分岐で言うなら 信号がこれに当てはまります

赤だったら止まれですし 青なら進め
っていう風に行動を制御されていますよね

これは青という条件を満たしたら私たちは進みますし
赤という条件を満たしたら私たちは止まらなければならない

そして 繰り返し で言うと
ランニングの時に 10キロ走る 直線で走る ではなくって
2キロの外周を5回繰り返し走れば 同じことになりますよね

この場合は5回という条件を満たすまで
2キロ周りを走るという
同じことを繰り返すという風になります

じゃこれをどうプロントに活かすのかを紹介します

フロー制御の活用

ロールプレイング

# 目的
(# 手順)に沿って実行し、ユーザーを冒険者としたロールプレイングを行ってください

# 手順
1. **キャラクターの選択**:
   - キャラクターA(戦士): 攻撃力が高いが防御力が低い。
   - キャラクターB(魔法使い): 魔法攻撃が可能で、範囲攻撃を行えるが、HPが低い。
   - キャラクターC(盗賊): 素早さが高く、回避率が高いが、攻撃力は平均的。

2. **試練の選択**:
   - 試練1: ドラゴンとの戦闘。戦闘力が試される。
   - 試練2: 魔法の森を通過。魔法や罠が多く、魔法耐性が試される。
   - 試練3: 盗賊の隠れ家を探索。機敏さと策略が試される。

3. **条件分岐と繰り返し**:
   - ユーザーがキャラクターを選択する。
   - 選ばれたキャラクターに基づき、試練を選択する。
   - 各試練において、キャラクターの特性に基づいた結果が発生する。例えば、戦士はドラゴンとの戦闘で有利だが、魔法の森では不利。
   - 結果に応じて、勝利または敗北のメッセージが表示される。
   - ユーザーに再チャレンジするかどうかを尋ね、同意する場合はキャラクター選択からやり直し。

これは ロールプレイングができる プロンプトです

分かりやすく伝えるために
冒険ができる内容で紹介しています

手順を見ていくと
最初 キャラを選んで 次に 試練を選んで
その後 条件分岐繰り返し ですね

このプロンプトを実行すると
まず キャラクターどれがいいか 問われます

次に試練の選択を迫られます

次に「各試練において キャラクターの特性に基づいた結果が発生する
ここが条件分岐ですね

キャラクターの特性によって結果を変えてください

キャラクター A 戦士だったら…
魔法使いだったら…
その特性に合わせた結果を出してね ってことです

なので 同じ展開にならない
つまりフローが条件によって分岐する

でここ 少し面白いのは
プログラミング だったら 分岐後の結果 がどうなるか
しっかり作り込まないといけないんですけど
文章生成AIはお願いすれば勝手にやってくれる!

そして
冒険が終わったらもう1回やり直すかどうかユーザーに問いなさい

ここが繰り返しっていうとこですね

ロールプレイングの活用

正直、この内容だと 実用性がないかもしれないんですけど

このロールプレイングという使い方
私はめちゃめちゃ 使います

「質問して回答だけが欲しい」

ではなくて

対話をしながら 頭の中整理したい

例えば 相手に 生成AIの専門家になりきってもらって
「僕のこの考え方 合ってる?」
「僕はこれを本質と思うんだけど あなたどう?」
「え なんでそれ 否定するの?」とか

ロールプレイング なので すごい なりきって
私と議論してくれる

効果としては 短時間
精度 高い 考えがめちゃめちゃ まとまります

前と比べて
いろいろ調べて悩んだりっていう時間が
かなり短縮されて考えがまとまる時間がすごい早くなりました

このロールプレイングという手法も合わせて
ぜひ活用してみてください!

かじむー

人格を持つキャラクターとロールプレイングしたい場合は↓の深津さん考案のプロンプトがおすすめです!