【生成AIの本質を探る】ChatGPTで使うプロンプトの書き方のコツを解説!

マークダウン記法のプロンプト

「漫画のレビューを分析する」
というプロンプトを
マークダウン記法で書いてみた!

# 目的
(# 手順)に沿って実行し、
漫画の(# レビュー)から主要な意見と感情を分析し、カテゴライズする。

# 役割
あなたは漫画評論家です。

# 前提
## 漫画の作者
- 名前: 神谷澪太郎
- 性別: 男性
## 漫画の内容
- ジャンル: ファンタジー冒険
- ストーリー: 古代の遺物を巡るクエスト

# 条件
- レビュー分析は、**感情**や**意見**を明確に理解してください。
- レビュー分析の過程で、内容に対して**公平無偏見**であること。
- 過程は出力せず、結果だけを出力してください。

# 手順
1. (# レビュー)を、下記手順で読み取ってください。
   1. レビューのテキストを読み込む。
   2. ポジティブ、ネガティブ、ニュートラルの感情を識別する。
   3. フレーズを分析して意見をカテゴリ別に整理する。
2. カテゴライズされたデータから、主要な傾向と洞察を抽出する。

# 出力例
- カテゴリ「ストーリー」:
  - 肯定的意見: 12件(感情:主に感動と驚き)
  - 否定的意見: 3件(感情:失望)
  - 総合意見: 「ストーリーの創造性と深みを高く評価」

# レビュー
- 「ストーリーは本当に魅力的で、読むのをやめられません!」
- 「キャラクターが生き生きとしており、それぞれの背景がしっかりと描かれています。」
- 「時々ストーリーが予測可能ですが、全体的には楽しめます。」
- 「冒険のテーマがとても好きで、毎巻楽しみにしています。」
- 「ストーリーテリングがいまいちで引き込まれなかった。」
- 「神谷澪太郎の創造的な筆致がこの作品を際立たせています。彼の独特の感性を感じる。」

かじむー

このプロンプトを解説していくよ~!

※このプロンプトの構成は
 「人にわかりやすく伝える」という考え方です。
 以前の記事をご確認ください。

目的

# 目的
(# 手順)に沿って実行し、
漫画の(# レビュー)から主要な意見と感情を分析し、カテゴライズする。

まず # 見出しですね
「目的」つまり 結論から述べています

要は レビューを分析してくれよ って言っています

役割

# 役割
あなたは漫画評論家です。

次の見出しは「役割」
あなたは 漫画評論家です と言っていますね

以前、LLMは
次に来る確率高い文字を繋げて
文章を生成すると言いました

なので 漫画評論家 という文字 が
文章を生成する方向性に影響を与える

つまり 漫画評論家 を 意識した文章生成がされる

回りくどい説明でしたが
自分にとって都合の良い役を与えればOKです

あなたがプログラミング初心者なら
「初心者に教えるのが上手なプログラム講師」
みたいな 役割 を与えると 求める結果を導きやすい です

前提

結論の後、具体性に入っていきます

# 前提
## 漫画の作者
- 名前: 神谷澪太郎
- 性別: 男性
## 漫画の内容
- ジャンル: ファンタジー冒険
- ストーリー: 古代の遺物を巡るクエスト

「前提」という見出しの中に
「漫画の作者」「漫画の内容」とありますね

以前の記事でお伝えしたように
「人にわかりやすく伝える」が大事なんです

今回は漫画のレビュー分析

このレビュー情報から分析お願いします
ていうのと
作者は男性で ファンタジー冒険の漫画
 ストーリーは古代の遺物を巡るクエスト
 この漫画のレビュー情報の分析お願いします

新人どっちで説明する?

嫌がらせじゃない限り、後者ですよね!

条件

# 条件
- レビュー分析は、**感情**や**意見**を明確に理解してください。
- レビュー分析の過程で、内容に対して**公平無偏見**であること。
- 過程は出力せず、結果だけを出力してください。

次は「条件」の見出しですね

これも どうレビューを分析してほしいのか?

自分の中だけ分かってても意味がないですよね

ちゃんとそれを言語化して伝える必要があります

手順

# 手順
1. (# レビュー)を、下記手順で読み取ってください。
   1. レビューのテキストを読み込む。
   2. ポジティブ、ネガティブ、ニュートラルの感情を識別する。
   3. フレーズを分析して意見をカテゴリ別に整理する。
2. カテゴライズされたデータから、主要な傾向と洞察を抽出する。

次の見出しは「手順」ですね

これはこういう順番でやってほしいという指示ですね

でここは順番がここは重要なので

番号箇条書きをしている ここポイントです

まあ手順書などの資料を作る際
みなさん当たり前に意識されている事だと思います

例え

# 出力例
- カテゴリ「ストーリー」:
  - 肯定的意見: 12件(感情:主に感動と驚き)
  - 否定的意見: 3件(感情:失望)
  - 総合意見: 「ストーリーの創造性と深みを高く評価」

そして「出力例」ですね

ここはどういう風に結果を出してほしいのか?
を教えてあげます

だって 新人に何か作業を教えるとき
中身だけを説明するより
最後こういう風に作ってね
って例を見せた方がわかりやすいですよね?

だって見せてもらった結果に向かって
作業を進めていけばいいので
わかりやすくなりますよね

外部情報

# レビュー
- 「ストーリーは本当に魅力的で、読むのをやめられません!」
- 「キャラクターが生き生きとしており、それぞれの背景がしっかりと描かれています。」
- 「時々ストーリーが予測可能ですが、全体的には楽しめます。」
- 「冒険のテーマがとても好きで、毎巻楽しみにしています。」
- 「ストーリーテリングがいまいちで引き込まれなかった。」
- 「神谷澪太郎の創造的な筆致がこの作品を際立たせています。彼の独特の感性を感じる。」

最後は「レビュー」ですね

ここは今回分析してほしい情報ですね

さすがにこれは教えてあげないと困る部分なので
教えてあげましょう!

テクニックより大事な事

一番大事なのは考え方

まずこれがベースです

そしてマークダウン記法は必ず使う必要はありません
まずは上記の記事通り意識ができているか?

意識が出来ていれば
プロンプト全てにマークダウン記法を適用してもいいし
部分的に適用してもいいし、適用しなくてもいいし

一発で誰でも同じような回答を得られる
汎用的プロンプトを作る際には
マークダウン記法は有効的だと思います!

構造的でわかりやすく
またゴールまでの過程が明確なので作りやすい!

かじむー

次回の記事からはプログラミング思考を活かしたプロンプトを紹介していくよ~!
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